お墓と家庭の関係性

お墓と我々の家庭とは1本の木に例える事ができます。つまり、木には根があり、幹があり、枝があり、花が咲き、実が実ります。この1本の木を家庭(家系)に例えれば、幹=家族、枝=生まれてくる子供たちを表し、花=相続する夫婦を表し、実=孫を表します。そして、根=先祖で、つまり墓を表します。木は根から養分をすって幹を太くし花を咲かせますし、根があることから木は生きて立つことが出できます。しっかりした根を持つことが、家を永続して行くのです。

強い吉相の根を持ってこそ家庭は繁栄します。相の正しいお墓こそ、ご先祖様の喜ばれる良い相続人に恵まれます。

お墓をもたない家庭は水盤に生けた根のない活花と同じで、実が成らなく枯れてしまいます。

分家※1の方は同じ先祖だから、本家の本家の墓に参ればよい、または仏がないから墓は要らないと思われています。しかし、我々は曽祖父の兄弟の名前も判らない様に三代もすれば名前も知らない他人で、当然墓も一緒に入りません。独立した分家で墓のない分家は、根がない家で、いずれ枯れるか相続人が遠方に行き先祖を祀らない家になります。子孫の運命は、先祖を丁寧に祀った徳川家康と、墓のなかった豊臣秀吉が実際に証明しています。

※1 分家と本家から分離して別に独立し家・墓・神棚・仏壇を持つことをいいます。

吉相墓地の条件(約150年、10万軒余りの統計による研究の結果)

  • 東と南の間にお墓が向くところ
  • 朝日が良くあたるところ
  • 東南斜面が最吉、又は平地のところ
  • 広さは、間口2.4m(8尺) 奥行き2.1m(7尺)以上
  • 1尺(30m)以上の埋立でない土地
  • 山の頂き及高圧線の下は凶
  • 樹木の下は凶
  • 兄弟・親戚は隣り合わせにならないこと
  • 遠隔の地に墓があるのは墓が無しと同じです。

最適なお墓の向き

五輪塔

墓相では99%五輪塔でご供養します。
五大思先祖と先祖を供養して居る五輪塔で太陽・空気・火・水・土、五大思の力を受けて一番恵みを多く受けます。

五輪塔は、下から
方形=地輪(ちりん)・円形=水輪(すいりん)・三角形(または笠形、屋根形)=火輪(かりん)・半月形=風輪(ふうりん)・宝珠形=空輪(くうりん)
によって構成され、古代インドにおいて宇宙の構成要素・元素と考えられた五大を象徴します。これが「地」「水」「火」「風」「空」のことであり、それぞれの部位に下から「地(ア a)、水(ヴァ va)、火(ラ ra)、風(カ ha)、空(キャ kha)の梵字による種子を刻むことが多く、種子は密教の真言でもあるので下から読みます。

宗教によって、天台宗・日蓮宗では上から「妙・法・蓮・華・経」の五字が、浄土宗・浄土真宗では上から「南・無・阿弥・陀・仏」の文字が、禅宗では下から「地・水・火・風・空」の漢字五文字が刻まれる場合もありますが、宗派を問わず種子を彫ることも多くあります。